桂枝湯(けいしとう)
構成生薬 :
効果・効能 : 体力が衰えたときのかぜの初期
桂枝湯は比較的体力がない人で、自然発汗がみられる風邪の初期に用いられる方剤です。
構成生薬に、副作用が出るものがほぼ無いので、妊婦の風邪に使われます。
しかし、風邪薬として単独で用いても、それ程効果に優れるわけではないので、私は咽頭痛のある患者さんに(127)
桂枝湯は桂枝湯類と呼ばれる方剤群の中核をなすもので、この中の生薬を増量したり、他の生薬を足すことによって(60)
漢方薬の不思議なところは、生薬の構成だけでなく、その量によっても効果が変化してしまうことで、(60)桂枝加芍薬湯は桂枝湯の芍薬を増量しただけで、風邪薬ではなく腹痛の薬になってしまいます。